海外からも多くの観光客が訪れる八坂神社や清水寺をはじめ、高台寺や三十三間堂など有名寺院も豊富な祇園・東山。グルメの名店も多く、京都を代表する観光エリアです。
祇園・東山には、八坂神社、清水寺、知恩院、建仁寺、円山公園、平安神宮、慈照寺、南禅寺、金戒光明寺、哲学の道などの観光スポットがあります。
また、懐石料理、うなぎ、抹茶、うどん、阿闍梨餅などのご当地グルメもおすすめです。
創建が778年と伝わる、奈良時代からの歴史ある清水寺。境内は東山・音羽山の中腹にあり、その広さは約13万平方メートルも。 江戸初期に再建された「清水の舞台」とも呼ばれる本堂は国宝で、ユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつとして登録されている。 清水坂をのぼり切った先に現れる仁王門、そのさきにある西門、三重塔、鐘楼、北総門、奥の院など重要文化財として登録された多数の建造物が並ぶ。...»
観光客が絶えない伝統的な建築が立ち並ぶ清水寺の参道、その界隈にそびえ立つ純和様、本瓦葺の五重塔。高さが46メートルあり、ランドマークとなっている。 「八坂の塔」と呼ばれる五重塔は、寺院「法観寺」境内にあるが、境内は狭く、塔以外に目だった建築物がないことから、寺自体が通称「八坂の塔」。 伝承によれば五重塔は592年に聖徳太子が建てたとされ、現在の塔は1440年に再建されたもので、重要文化財に指定されている。...»
「祇園祭」で知られる「八坂さん」の愛称で親しまれる八坂神社。日本三大祭の「祇園祭」は神社の祭礼として始まった。 1654年に徳川家綱により再建された本殿は国宝に、1497年に再建された西楼門や、南楼門、舞殿、玉光稲荷社、絵馬堂など建造物29棟が重要文化財に指定されている。...»
妙法院の境外仏堂で1,001体の千手観音像が並ぶ。内陣の柱間が33あることから三十三間堂と呼ばれる。千手千眼観音像・二十八部衆立像・風神雷神等の仏像等、多数の国宝・重文の文化財を有する。【創建年代】1164年 概要 蓮華王院 三十三間堂(れんげおういん さんじゅうさんげんどう)は、京都市東山区に位置する仏教寺院で、正式には「妙法院蓮華王院」といいます。後白河法皇の命により、1164年に建立されました。その名の通り、建物は33間(約120メートル)もの長さを誇り、内部には千手観音像を中心に多くの仏像が安置されています。 歴史 蓮華王院は、平安時代末期に後白河法皇が自らの離宮として創建しま...»
東山区にある臨済宗東福寺派の本山「東福寺」。足利義満が相国寺を建立した後に定められた「京都五山」の第4位に列せられる。日本最古にして最大級の伽藍は「東福の伽藍面」と言われるほどに荘観を極めたが、度重なる兵火や失火で焼失。都度、再建を繰り返してきた。20平方メートルの広大な境内には、国宝の三門や、苔と敷石の市松模様が見事な方丈庭園など見どころが多く、いずれも重文の浴室、東司(便所)、禅堂など、室町時代の禅僧の生活を伝える貴重な建築も残る。文化財の所蔵数は国宝の絹本着色無準師範像など5000点を超える。京都屈指の紅葉の名所として知られ、「通天橋」からは葉が三つに分かれる「通天紅葉」が見られる。...»
1886(明治19)年に開設。京都市内としては最古の公園である。回遊式日本庭園を中心に料亭や茶店などがあり、四季によってそれぞれの風情がある。また、京都随一の桜の名所で「一重白彼岸枝垂桜」をはじめとした夜桜’は一見の価値あり。 円山公園の概要 円山公園は、京都市東山区に位置する歴史的な公園で、広大な緑地と豊かな自然が特徴です。この公園は、都市の喧騒を離れ、落ち着いたひとときを過ごすための人気スポットです。円山公園は、特に四季折々の自然と伝統的な日本庭園が楽しめる場所として、多くの人々に愛されています。 公園の歴史 円山公園は、1890年に開園されました。その歴史的背景には、もともと円山...»
京都で最初の禅寺。堂塔伽藍、塔頭がたち並ぶ。俵屋宗達作の風神雷神(国宝)は有名。毎月第2日曜日は座禅と法話の会。 概要 建仁寺(けんにんじ)は、京都市東山区に位置する日本の禅寺で、臨済宗建仁寺派の大本山です。1202年に栄西禅師によって開山された日本最古の禅寺の一つで、茶道や書道の発展にも寄与した歴史ある寺院です。 歴史 建仁寺の創建は鎌倉時代初期に遡ります。開山した栄西禅師は、宋から禅の教えを日本に伝えた人物であり、建仁寺はその教えを広めるための拠点として設立されました。鎌倉幕府の支援を受けて建設されたこの寺は、禅の精神と文化が息づく場所として重要な役割を果たしました。 建築と境内...»
豊臣秀吉の菩提を弔う為、北政所(ねね)が創建した名刹概要 高台寺(こうだいじ)は、京都市東山区に位置する臨済宗建仁寺派の寺院で、豊臣秀吉の正室である北政所(ねね)が秀吉の菩提を弔うために創建しました。歴史的な背景と美しい庭園で知られ、多くの参拝者や観光客が訪れます。 歴史 高台寺は、1606年に北政所が秀吉の死後、彼の菩提を弔うために建立しました。北政所は、徳川家康の援助を受けて寺院を建て、秀吉の冥福を祈りました。高台寺はその後、幾度かの火災に見舞われましたが、再建を繰り返しながら今日に至っています。 建築と境内 高台寺の境内には、多くの歴史的な建築物が点在しています。特に重...»
浄土宗の総本山。法然上人が吉水の草庵を結び浄土宗の布教をはじめた地であり入滅した地に建つ。御影堂、大鐘楼など大伽藍が並ぶ。国宝の三門は日本最大。【創建年代】1234年 知恩院・友禅苑の概要 知恩院・友禅苑は、京都市東山区に位置する歴史的な庭園です。この庭園は、知恩院の敷地内にあり、友禅染めで有名な友禅苑が広がるエリアです。知恩院は、浄土宗の本山であり、平安時代から続く伝統的な寺院で、その境内に併設された友禅苑は、特に美しい日本庭園として知られています。 歴史的背景 知恩院は、承安4年(1174年)に創建され、浄土宗の祖である法然上人にゆかりのある寺院です。その後、数度の改修と増築が行わ...»
清水寺の境内にあり、清水の舞台よりも清水山(音羽山)の高い場所に位置する神社。 縁結びの神さまとして若い女性やカップルに人気のスポット。境内にある2つの「恋占いの石」が有名。 社伝によれば、創建は日本建国以前の神代とされ、古すぎて詳細は不確かであるが「恋占いの石」は科学的な年代測定で、縄文時代のものであることがわかった。 平安時代には嵯峨天皇、円融天皇、白河天皇が行幸した。平清盛、豊臣秀吉など多くの武将、文人が参拝している。...»
本館建物は重文指定。見学は新館の方で、館の蔵品のほか、寺社から寄託されたものを展示。庭園も美しく、ロダンの考える人などを展示しています。 京都国立博物館の概要 京都国立博物館(きょうとこくりつはくぶつかん)は、日本の京都市東山区にある国立の博物館です。明治30年(1897年)に設立され、長い歴史とともに日本の文化財を保護し、展示しています。日本の古美術を中心に、絵画、書跡、彫刻、工芸品、考古資料など多岐にわたるコレクションを誇ります。 歴史 京都国立博物館は、明治時代の西洋化政策の一環として設立されました。日本の伝統文化を保存・研究・展示する目的で設立され、特に京都という歴史的都市に位...»
縁切りや良縁結びのご利益で知られ、「縁切り神社」や「安井の金比羅さん」の名で親しまれる神社。 境内にある「縁切り縁結び碑」は、高さ1.5メートル、幅3メートルの絵馬の形をした巨石。悪縁を断ち切り、良縁と結ばれようとする人によって、巨石の表面が見えないほどお札が貼られている。 巨石には円形の穴があり、切りたい縁・結びたい縁などの願い事を書いた身代わりのお札である「形代(かたしろ)」を持って穴をくぐると願いが叶うと言われる。 安井金比羅宮の概要 安井金比羅宮は、京都府京都市東山区に位置する神社で、金比羅大神を祀る神社です。金比羅大神は、主に航海安全や商売繁盛を司る神として広く信仰されていま...»
天台宗の門跡寺院で延暦寺三門跡の一つ。皇室とゆかりが深く、一時仮御所になっていたこともあり格式は高い。クスの巨木と庭園が見事。 青蓮院門跡 青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)は、京都市東山区に位置する天台宗の寺院です。青蓮院は、天台宗の三門跡寺院の一つであり、皇族や公家の子弟が住持を務めた歴史ある寺院です。 歴史と背景 青蓮院門跡の起源は、平安時代初期に遡ります。天台宗の開祖である最澄の弟子、円仁(慈覚大師)が比叡山に建立した坊舎が始まりとされています。その後、円仁の教えを受け継いだ弟子たちによって青蓮院は発展し、平安時代後期には皇族や公家の子弟が住持を務める門跡寺院となりました。 ...»
西光寺が起源となり、国宝本尊の十一面観音像・空也上人像・平清盛像などすぐれた仏像を多数所蔵する。西国三十三ヶ所めぐりの第17番札所。【創建年代】963年六波羅蜜寺とは 六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)は、京都市東山区に位置する仏教寺院で、真言宗の寺院です。この寺院は、古代からの歴史を持ち、特に「六波羅蜜」の教義に基づいた重要な場所です。六波羅蜜寺は、古都京都の歴史的な地区に位置しており、観光名所としても知られています。 歴史と由来 六波羅蜜寺の創建は、平安時代の8世紀に遡ります。創建時期には諸説あり、具体的な創建者や創建の経緯については不明な部分も多いですが、平安時代の仏教の...»
京都にはデニッシュパンで有名なボローニャ、巡回販売のロバのパン、日本初のフランスパン製造の進々堂などの人気のパン店がある。ボローニャは、大手油脂メーカーとの共同開発により専用の原材料を開発、開発者自らの手で製造したデニッシュ食パンが「京都祇園ボローニャ」として発売された。しかし後にボローニャ京都本部は閉鎖となるが、元従業員たちによって再度生まれ変わった。進々堂は大正2年創業の歴史あるベーカリーショップで、創業者は本場のフランスパンに憧れ、日本人として初めてパリへパン留学したことでも知られる。...»
うな丼の上にふっくらと焼き上げた出し巻き玉子をのせたもので、うなぎと熱々の出し巻きが一緒に味わえるどんぶり。錦糸玉子でもなく、う巻きでもないため”きんし丼”というそうだ。玉子2~3個を使ったたっぷりのきんしは、そのボリュームと優しい食感が堪らない。うなぎは浜名湖産を使い、明治創業からつぎ足して使っているという秘伝のタレで焼き上げる。甘みをおさえたタレは、玉子の味を壊さない絶妙のまろやかな味わいで、うなぎ、ごはん、玉子という食材をうまくひとつにまとめている。...»
京都祇園の”しゃぶしゃぶ”といえば、しゃぶしゃぶの発祥の店としても知られる「十二段家」。十二段家のしゃぶしゃぶは、素材に、”近江牛”、”松阪牛”といった高級牛肉をただ使うのではなく、それらの牛肉の中から、その日においしい牛肉を選りすぐり、最後のひと口まで満足できるものだけを提供しているという。十二段家以外にも、祇園には、血統証付”但馬牛”など、こだわりの高級牛肉を使った一級品のしゃぶしゃぶが食べられるお店が複数ある。訪ねた際は、味だけでなく、祇園の格式や雰囲気を楽しみながら味わいたい。...»
歴史は明治初年に遡り、創業400年余りになる南禅寺の老舗料亭、瓢亭から始まる。昔、祇園界隈で夜遊びした京都の旦那衆が朝帰りに芸者さんと連れだって、寝ている瓢亭の主人を起こし、作らせたのが口伝えに広がり、朝がゆが始まったという。おかゆには何も味はつけず、僧侶が托鉢の時に持つ鉄鉢の形を模した器に白かゆを盛り、一番だしに淡口醤油で味をつけた葛あんをかけていただく。上品な葛あんは京都米の旨味を滋味深く引き立てている。...»
京都名産の西京味噌に、旬の魚や肉の切り身などを漬け込んでつくる、京都の伝統料理が「西京漬け」だ。こうして魚を漬け込むようになったのは、海から遠い京都でもどうにか美味しく魚を食べようとした人々の知恵といわれている。京懐石でも登場することがあり、世の食通たちの舌を楽しませている。家庭で焼くと味噌が魚網などにこびりついてしまうが、アルミホイルの上で焼くようにすれば問題ない。ちなみに西京味噌は、米糀を多く配合した白黄色の甘口味噌のことで塩分は低めだ。...»
祇園の新門前通にある、小さなお香専門店「尾張屋」のにおい玉「かおり丸」。カラフルな繭玉の中にふわりと香る香木が詰められており、女性に人気のお土産となっています。...»
今から約50年前に初代の料理人・晴間保雄氏が京都の家庭で親しまれていたチリメンじゃこと実山椒を一緒に炊いてみたのが始まり。海の遠い京都ではある程度保存のきくチリメンじゃこが、普段から身近な食材だったという。はれま自慢のチリメン山椒は、上質で小粒揃いのチリメンとピリッとしびれる爽やかな香りの実山椒が絶妙に混ざり合い、さらさらとした口あたりで甘くないのが特徴だ。特に昔から京都で使われてきた丸い形のままの実山椒が、独特の刺激をあたえてくれる。...»
明治11年創業。京の台所、錦市場の堺町通と高倉通の間にある七味専門店「ぢんとら」。一子相伝の匠の技で作られるという七味は、純国産の山椒・青のりを中心に厳選した原料を使用し、胡麻・麻の実を完全手煎りで作り上げられ、芳醇な香りが楽しめる。うどんなどの麺類、湯豆腐のほか、チーズトーストやチャーハン、餃子を食べる際のラー油の代わりにパパッとかけて食べてもおいしく、料理の味を深めてくれる。商品は小さな瓶やお手軽な袋入りだからちょっとしたお土産に最適。...»
初代藤田清七が慶応元年(1865年)の創業以来、和菓子作りの暖簾を守る老舗。良質の材料、水など京菓子が育つに十分な土地柄を生かし、四季の織り成す様々な自然の歳時記を、伝統的なお菓子で表現し続けている。中でも門外不出といわれるお菓子が「茶寿器」。お菓子でできたこの器は、本物の茶椀と見紛うばかりの姿だけではなく、数度はお茶をたてて楽しむことができる。芳わしい桂皮の香りとほどよい甘みが、茶心の楽しみをより一層盛り上げてくれること間違いなし。その昔、茶人が愛した粋心、遊び心に思いをはせながら一服いただきたい。...»
”京ばあむ”は、京都宇治抹茶、京都産豆乳と国産100%の小麦粉を使用し、しっとり、ふんわりに焼き上げたバウムクーヘン。京都の天然湧水を使用したこだわりの豆乳を使ったふわふわの豆乳生地と、苦味と甘味が程よい抹茶生地が絶妙の仲の良さを発揮した味わいが楽しめ、それらが折り重なってできるくっきりとした層が見た目にも美しい。パッケージも京らしい上品さを意識した箱にするなど、京らしくはんなりとしたこだわりが随所に見られる逸品だ。...»
豆腐でも有名な京都には、その豆腐を使ったヘルシーなスイーツの数々があり、人気。たとえば、錦市場商店街の一角には豆乳ソフトクリームと豆乳ドーナツの店がある。ソフトクリームは、あっさりとしていて後味がしつこくない。豆乳ドーナツも、ドーナツ=甘いという固定観念を忘れてしまうほど軽い口当たりで、甘党でなくても、ついつい口に運んでしまうおいしさ。豆腐=健康食品=ヘルシーという図式から、新たなスイーツは生まれた。...»