神仏習合の寺社
創建は656年か876年と言われており、
現在の祭神は、生贄を喰らうヤマタノオロチを撃退したスサノヲノミコト(中御座)。
元の祭神であった牛頭天王が
祇園精舎(釈迦が説法を行った聖地)の守護神とされたことから、
「祇園神社」「祇園社」「祇園感神院」などと呼ばれていた。
1868年に神仏分離により「八坂神社」へ名が変わった。
東西南北四方から人の出入りが可能で、
楼門が閉じられることはなく夜間でも参拝することができる。
祇園祭
数々の年中行事が行われるが
日本三大祭の一つでもある「祇園祭」が特に有名。
疫病が流行した際に、害を払うための祭礼として
970年ごろから毎年行われるようになった。
7月初めから末にかけて多くの神事が行われ、
舞踊や伝統邦楽、活け花も楽しめる。
京都に夏の訪れを告げる華やかな祭だ。
美容水が湧く うつくし御前社
境内にある美御前社(うつくしごぜんしゃ)は
美人三姉妹の神様(宗像三女神)が祀られているため、
恋愛や美容の運気が上がるとされ、女性からの人気が高い。
社の前には「身も心も美しく」のことばが添えられた美容水が湧いている。
飲用水ではないため飲めないが、
肌に数滴つけると身も心も綺麗になるという言い伝えがあり、
女性に嬉しいパワースポットだ。