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あわ麩

(あわふ)

昔ながらの製法が上品さをかもしだしている

おばんざいの良き食材として大活躍!

小麦粉と水を混ぜて練りこんだものからでんぷんを洗い流して抽出されるグルテンに、もち粉を加えて作った生地を蒸したり茹でたりして完成するのが「なま麩」。「あわ麩」は「なま麩」の製作工程の生地の段階であわ粒を加えたもので、本来の麩のふわふわ、しっとりとした食感に、つぶつぶの小気味良い食感を加えたものだ。田楽、炊き合わせ、鍋物と、どんな調理法でもおいしく食べられ、幅広く使われているため、京料理でははずせない食材となっている。

生麩は室町時代に、精進料理の重要な食材として使用されていました。この時代には肉食が禁止されており、生麩は僧侶たちにとって貴重なたんぱく源でした。

あわ麩の作り方は以下の通りです:

  1. 蒸した粟を麩の生地に練り込む。
  2. 生地を切り分け、湯煎する。
  3. 型に詰めて成形する。
  4. 蒸し器で蒸す。
  5. 冷やして完成。

あわ麩はさまざまな料理に利用でき、田楽、炊き合わせ、おでん、天ぷら、鍋物の具材としておすすめです。

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あわ麩
(あわふ)

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