1913年(大正2年)に創業。創業者の続木斉氏は聖書と近代思想を学んだクリスチャンで“パン造りを通して神と人に奉仕する”といって開業したのだという。仏語や仏文学に造詣の深かった先代は、日本人として初めてパリにパン留学したことでも知られている。ドイツのパン窯を輸入し、日本で初めて本格的なフランスパンの製造販売を開始、今や京都を代表するベーカリーショップになったのである。人気の「洛中粒あんぱん」は国産小豆を使った粒あんを包み、香り豊かな生地をふっくら焼き上げたもので、上品な甘みの粒あんとケシの実の香ばしい。