京都観光における主要エリア。清水寺、金閣寺(鹿苑寺)をはじめとした17の世界遺産があります。古都の風情が漂う祇園や嵐山など、街歩き・食べ歩き観光も充実しています。
長きにわたって日本の首都として栄えた古都京都。清水寺や金閣寺(鹿苑寺)、北野天満宮といった有名寺院の数々を参拝することができます。自然美を堪能できる嵐山エリアや貴船エリア、街歩きに最適な祇園エリアといったエリア周遊観光もOK!
町家でいただくランチや本格的な京懐石料理、おばんざいなどのグルメも充実。古都の風情にぴったりな着付の体験やお茶席体験など、伝統文化体験も充実する観光エリアです。
京都観光を楽しむために
清水寺、金閣寺(鹿苑寺)、高台寺、天龍寺など世界遺産に登録されている有名寺院や、八坂神社、平安神宮、北野天満宮、松尾大社といった全国に名高い神社など、名所旧跡が溢れる京都エリア。
町家が立ち並ぶ東山・祇園でお茶席やお座敷遊びを体験したり、鴨川の納涼床で古都の風情に浸ったりと、日本の伝統や歴史・文化に触れることができます。
また、春の嵯峨野の竹林散歩、夏の大文字五山送り火、秋の紅葉、雪化粧の渡月橋が楽しめる嵐山や、三千院で有名な大原、貴船神社や鞍馬寺といった神秘的な雰囲気が漂う右京区の山間部など、自然美にも溢れています。
京都観光の玄関口である京都駅周辺にも、本願寺、東寺(教王護国寺)、東福寺などがあり駅周辺観光も充実しています。
京都の歴史
794年の平安京遷都以降、長い間日本の首都として機能してきました。平安後期には貴族や武家が中心となり、多くの寺社が建てられ東山一帯が発展します。
その後、京都に室町幕府が置かれると北山文化や東山文化など純日本風の文化が発展しました。やがて応仁の乱が起こると京都の街は壊滅しますが、豊臣秀吉の政策により再び京都は繁栄し、江戸、大坂と並ぶ三大都市として華やぎます。
江戸末期には維新志士やそれに対峙する新撰組などが暗躍し動乱の舞台となりますが、明治維新後は日本初の小学校設置や京都博覧会の開催などを行い、近代化に邁進します。
太平洋戦争時には空襲を受けることもなく、貴重な文化財や建築物の多くは無傷であったため、日本文化を今に伝える観光地となっています。
京都のご当地グルメ・食文化・特産品
湯豆腐、湯葉料理などの大豆を使った精進料理や、京野菜をふんだんに使った京懐石、女性に人気の街カフェランチなど、おしゃれでヘルシーなご当地グルメが多い京都。伝統のハモ料理や西京味噌で魚などを漬け込む西京漬けなど、純和風の逸品を楽しめます。
一方で、実は京都はB級グルメの宝庫でもあります。特にラーメンは、鶏ガラをドロドロになるまで煮込んだ白湯スープの京都ラーメンが特徴的で、激戦区の一乗寺エリアなどでは白湯スープ系の名店がひしめいています。
市街地では中華そば系の老舗が軒を連ねている他、最近では鶏ガラと豚骨を掛け合わせた濃厚ラーメンなどを売りにしたラーメン屋なども新規オープンしています。
また、京都はお土産が豊富で、柴漬けや千枚漬け、すぐきといった京漬物から、甘味として喜ばれる八つ橋、豆餅、金平糖、きんつば、わらび餅など和菓子には枚挙に暇がありません。竹細工、がま口、におい玉、京くみ紐などの工芸品も充実しています。
創建が778年と伝わる、奈良時代からの歴史ある清水寺。境内は東山・音羽山の中腹にあり、その広さは約13万平方メートルも。 江戸初期に再建された「清水の舞台」とも呼ばれる本堂は国宝で、ユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつとして登録されている。 清水坂をのぼり切った先に現れる仁王門、そのさきにある西門、三重塔、鐘楼、北総門、奥の院など重要文化財として登録された多数の建造物が並ぶ。...»
東寺は、京都市南区九条町にある東寺真言宗総本山の仏教寺院です。正式名称は「教王護国寺(きょうおうごこくじ)」であり、真言密教の根本道場として広く知られています。 794年の平安遷都に際し、都の正門である羅城門の東西に建立された官寺のひとつであり、後に弘法大師空海によって真言密教の拠点となりました。現在も創建当初の伽藍配置を保ち、数々の国宝・重要文化財を有する寺院として、多くの参拝者や観光客が訪れます。 ...»
観光客が絶えない伝統的な建築が立ち並ぶ清水寺の参道、その界隈にそびえ立つ純和様、本瓦葺の五重塔。高さが46メートルあり、ランドマークとなっている。 「八坂の塔」と呼ばれる五重塔は、寺院「法観寺」境内にあるが、境内は狭く、塔以外に目だった建築物がないことから、寺自体が通称「八坂の塔」。 伝承によれば五重塔は592年に聖徳太子が建てたとされ、現在の塔は1440年に再建されたもので、重要文化財に指定されている。...»
別名の銀閣寺として知られているが、正式名称は慈照寺(じしょうじ)。室町幕府の8代征夷大将軍、足利義政が子に将軍職を譲った後、山荘「東山殿」として造営。書画や茶の湯に親しむ風流な隠栖生活を送った。 1482年に東山殿が創建、足利義政の死後に禅寺に改め、慈照寺となった。 銀閣(観音殿)は国宝、庭園は国の特別史跡および特別名勝に指定。慈照寺はユネスコの世界遺産(文化遺産)「古都京都の文化財」に登録されている。 銀閣は、金閣、飛雲閣(西本願寺境内)とあわせて京の三閣と呼ばれる。...»
京都を流れる鴨川の水源地に鎮座し、水の神様を祀る全国に約500社ある貴船神社の総本社。 貴船山と鞍馬山に挟まれた森林鬱蒼とする山峡にあり、社前には賀茂川の上流に位置する貴船川が流れる。 創建年代は不詳だが、平安京遷都以降、水源を守る神として皇室からも格別の崇敬を受けてきた。 日照りや長雨が続いたときには雨乞いや雨止めの神事が行われ、水の神様として農業・酒造業など水に関わりのある人々から広く信仰されている。...»
三千院は、天台宗の寺院であり、京都市左京区大原来迎院町に位置しています。その歴史は古く、天台五ヶ室門跡の一つとしても知られ、洛北屈指の霊地としても有名です。本堂の往生極楽院は重要文化財に指定されており、梅雨期のアジサイや秋の楓が見事です。 三千院の概要 本尊: 薬師如来 山号: 魚山(ぎょざん) 三千院は8世紀、最澄の時代に比叡山に建立された円融房に起源を持ち、後に比叡山東麓の坂本(現・滋賀県大津市坂本)に移されました。たび重なる移転の後、1871年(明治4年)に現在地に移りました。「三千院」という寺名は大原に移転して以降使われるようになったもので、それ以前は「円融院(円融房)」「円徳...»
江戸時代の大らかで粋な町衆文化をしっかりと受け継ぐ鴨川の床。約100店が営業し、山々を借景とした水辺の風景と京料理をはじめ、イタリアン、フレンチ、カフェなどさまざまなお料理が楽しむことができます。...»
学問の神として知られる菅原道真公を祀っている。全国天満宮の宗祀(本社)の神社。国宝の本殿・拝殿は桃山文化を代表する神社建築。境内には御土居の名残があり、史跡に指定されている。毎月25日は縁日「天神さん」。梅・紅葉の名所としても有名。...»
「祇園祭」で知られる「八坂さん」の愛称で親しまれる八坂神社。日本三大祭の「祇園祭」は神社の祭礼として始まった。 1654年に徳川家綱により再建された本殿は国宝に、1497年に再建された西楼門や、南楼門、舞殿、玉光稲荷社、絵馬堂など建造物29棟が重要文化財に指定されている。...»
1603年に徳川家康によって創建された平城、二条城。 関ヶ原の戦いで勝利した家康は京都の守護及び上洛時の宿所として二条城を造営し、同年に家康が江戸幕府初代将として将軍就任の祝賀の儀をおこなった。 幕末には江戸幕府第15代将軍・徳川慶喜によって大政奉還が発表され、二条城の二の丸御殿の大広間で明治天皇に政権返上を奏上したため、江戸時代の始まりと終わりの舞台として知られている。...»
京都市内に中央に位置する京都御苑。東西約700メートル、南北1,300メートルの広大な敷地の京都御苑の一帯は、江戸時代には大小200あまりの屋敷が立ち並ぶ公家町でした。1869年(明治2年)、都が東京へ移ったのち、急速に荒廃してきた公家町の様子を深く哀しまれた明治天皇が、御所の保存を宮内省(当時)に命じた。これを受け、数年間をかけ、この一帯が整備されたことにより、現在の京都御苑の姿にとどまりました。1974年(昭和22年)、同じく皇室苑地であった新宿御苑、皇居外苑とともに、国民公園とすることが閣議決定され、現在では、京都市民に愛される憩いの地となっています。 概要 京都御所(きょうとごしょ...»
1895年、平安遷都1100年を記念して創建された神社。24mの高さがあり、国の登録有形文化財になっている大鳥居が神宮道をまたぐ。鮮やかな朱色と緑に塗りわけられた社殿は、朝堂院を模している。広大な庭園には珍しい鳥類や、甲羅に草を生やすミノガメ、本州ではここでしか生存が確認されていない南石亀などが生息する。 概要 平安神宮(へいあんじんぐう)は、京都市左京区に位置する神社で、1895年に平安遷都1100年を記念して創建されました。平安京を象徴する建物として、明治時代の京都博覧会の一環として建立され、その美しい朱塗りの建物と広大な敷地が特徴です。 歴史 平安神宮は、平安時代の初代天皇である...»
妙法院の境外仏堂で1,001体の千手観音像が並ぶ。内陣の柱間が33あることから三十三間堂と呼ばれる。千手千眼観音像・二十八部衆立像・風神雷神等の仏像等、多数の国宝・重文の文化財を有する。【創建年代】1164年 概要 蓮華王院 三十三間堂(れんげおういん さんじゅうさんげんどう)は、京都市東山区に位置する仏教寺院で、正式には「妙法院蓮華王院」といいます。後白河法皇の命により、1164年に建立されました。その名の通り、建物は33間(約120メートル)もの長さを誇り、内部には千手観音像を中心に多くの仏像が安置されています。 歴史 蓮華王院は、平安時代末期に後白河法皇が自らの離宮として創建しま...»
677年に社殿が建立したと伝えられている、京都最古の歴史がある一社。正式名称は賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)で、同じく京都市にある賀茂御祖神社(下鴨神社)の2つの神社を合わせて賀茂神社と呼ばれる。 境内には1863年に再建本殿と権殿は国宝に、多くは江戸時代に作られた建造物の34棟が重要文化財に登録されている。ユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」の1つ。...»
京都最古級の社のひとつ、正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。同じく京都市にある賀茂別雷神社(上賀茂神社)の2つの神社を合わせて賀茂神社と呼ばれる。 境内は史跡に指定され、賀茂御祖神社 2棟の東本殿と西本殿が国宝に、楼門、舞殿、神服殿、四脚中門など31棟の建造物が重要文化財に登録されている。ユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の1つ。...»
東山区にある臨済宗東福寺派の本山「東福寺」。足利義満が相国寺を建立した後に定められた「京都五山」の第4位に列せられる。日本最古にして最大級の伽藍は「東福の伽藍面」と言われるほどに荘観を極めたが、度重なる兵火や失火で焼失。都度、再建を繰り返してきた。20平方メートルの広大な境内には、国宝の三門や、苔と敷石の市松模様が見事な方丈庭園など見どころが多く、いずれも重文の浴室、東司(便所)、禅堂など、室町時代の禅僧の生活を伝える貴重な建築も残る。文化財の所蔵数は国宝の絹本着色無準師範像など5000点を超える。京都屈指の紅葉の名所として知られ、「通天橋」からは葉が三つに分かれる「通天紅葉」が見られる。...»
「納涼床」とも呼ばれる関西の夏の風物詩。鴨川の源流、貴船川のすぐ上に木組みによる床が設置され、山峡の青々とした木々の中をそよぐ風、貴船川のせせらぎを聞きながら京料理が味わえる。 貴船の川床の概要 貴船の川床は、京都府京都市左京区に位置する、風情ある川辺のレストランで、自然豊かな環境の中で食事を楽しむことができます。特に夏の時期に多くの観光客が訪れるこのエリアは、貴船川の流れに沿って設けられた川床で、涼やかなひとときを提供しています。 歴史と背景 貴船の川床は、古くから京都の風物詩として親しまれてきました。川床の文化は、平安時代から続いていると言われ、貴船地区はその代表的な場所とされてい...»
20時になると、まず東山の如意ヶ嶽(ニョイガタケ)に「大」が灯され、松ヶ崎西山・東山の「妙法(ミョウホウ)」、西賀茂船山の「船形(フナガタ)」、大北山の「左大文字(ヒダリダイモンジ)」、曼荼羅山の「鳥居形(トリイガタ)」に次々と点火され、約30分間、火は静かに燃え続けます。 概要 五山送り火(ござんのおくりび)は、毎年8月16日に京都市で行われる伝統的な行事で、夏の風物詩として知られています。この行事は、お盆に帰ってきた祖先の霊を再び送り出すためのものです。送り火は五つの山で焚かれ、それぞれの山に異なる火の形が描かれます。 起源と歴史 五山送り火の起源は定かではありませんが、平安時代か...»
牛若丸修行の地として知られる寺。深い木立ちの中に本堂,金堂などが点在,鞍馬山霊宝殿もある。概要 鞍馬寺(くらまでら)は、京都市左京区鞍馬本町に位置する日本の仏教寺院で、天台宗に属しています。山岳信仰の寺としても知られ、その美しい自然環境と歴史的な背景から、多くの参拝者や観光客が訪れます。 歴史 鞍馬寺の創建は奈良時代に遡ります。770年に鑑真の高弟である鑑真の弟子、鑑禅によって創建されたと伝えられています。平安時代には、武士である源義経が幼少期を過ごした場所としても有名です。義経は、この地で天狗から武術を学んだとされ、その伝説が多くの人々に親しまれています。 建築と境内 鞍馬...»
1886(明治19)年に開設。京都市内としては最古の公園である。回遊式日本庭園を中心に料亭や茶店などがあり、四季によってそれぞれの風情がある。また、京都随一の桜の名所で「一重白彼岸枝垂桜」をはじめとした夜桜’は一見の価値あり。 円山公園の概要 円山公園は、京都市東山区に位置する歴史的な公園で、広大な緑地と豊かな自然が特徴です。この公園は、都市の喧騒を離れ、落ち着いたひとときを過ごすための人気スポットです。円山公園は、特に四季折々の自然と伝統的な日本庭園が楽しめる場所として、多くの人々に愛されています。 公園の歴史 円山公園は、1890年に開園されました。その歴史的背景には、もともと円山...»
鉄道開通100年を記念して開設されたSLの博物館。大正初期から昭和20年代にかけて我国で製造され、昭和50年まで国内各地で活躍した代表的なSLを18両保存展示し、内6両は動態で保存している。また、大正3年生まれの「扇形車庫」や移築した明治37年生まれの「旧二条駅舎」などの建造物のほか、SLの資料・展示品も見どころ。文化財にも登録されている旧二条駅舎を利用したお土産店も必見京都市民憩いの梅小路公園内に2016年4月にオープン前身の梅小路蒸気機関車館から変わらない扇形車庫...»
京都で最初の禅寺。堂塔伽藍、塔頭がたち並ぶ。俵屋宗達作の風神雷神(国宝)は有名。毎月第2日曜日は座禅と法話の会。 概要 建仁寺(けんにんじ)は、京都市東山区に位置する日本の禅寺で、臨済宗建仁寺派の大本山です。1202年に栄西禅師によって開山された日本最古の禅寺の一つで、茶道や書道の発展にも寄与した歴史ある寺院です。 歴史 建仁寺の創建は鎌倉時代初期に遡ります。開山した栄西禅師は、宋から禅の教えを日本に伝えた人物であり、建仁寺はその教えを広めるための拠点として設立されました。鎌倉幕府の支援を受けて建設されたこの寺は、禅の精神と文化が息づく場所として重要な役割を果たしました。 建築と境内...»
浄土真宗本願寺派の本山本願寺。本堂(阿弥陀堂)・御影堂(大師堂)をはじめ大伽藍が並び築地塀をめぐらした大寺院。なかでも「日暮し門」の異名をもつ国宝唐門は必見。国宝・重文など文化財が多い。※北境内地には宿泊・食事の際に利用できる本願寺聞法会館がある。【創建年代】1272年 西本願寺の概要 西本願寺(にしほんがんじ)は、京都市下京区に位置する浄土真宗本願寺派の本山です。正式名称は龍谷山本願寺であり、一般的には西本願寺と呼ばれています。この寺院は、日本の歴史的、文化的な遺産として非常に重要で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。 西本願寺の歴史 西本願寺は、浄土真宗の開祖である親鸞聖人に...»
真宗大谷派の本山で、正式名称は「真宗本廟」。当派の宗祖である親鸞の木像(御真影)を安置する「御影堂」と本尊である阿彌陀如來を安置する「阿弥陀堂」の両堂から成る。徳川家康から土地の寄進を受け創建されたが、その後幾度もの火災に遇っており、現在の建物は明治28年に再建されたもの。世界最大級の木造建築として知られる。御影堂の正面にある「御影堂門」は、京都三大門のひとつ。【創建年代】1602年 東本願寺の概要 東本願寺(ひがしほんがんじ)は、京都市下京区に位置する浄土真宗大谷派の本山です。正式名称は真宗本廟(しんしゅうほんびょう)であり、西本願寺と対をなす形で存在しています。東本願寺は、浄土真宗の開...»
京都市内に中央に位置する京都御苑。東西約700メートル、南北1,300メートルの広大な敷地の京都御苑の一帯は、江戸時代には大小200あまりの屋敷が立ち並ぶ公家町でした。1869年(明治2年)、都が東京へ移ったのち、急速に荒廃してきた公家町の様子を深く哀しまれた明治天皇が、御所の保存を宮内省(当時)に命じた。これを受け、数年間をかけ、この一帯が整備されたことにより、現在の京都御苑の姿にとどまりました。1974年(昭和22年)、同じく皇室苑地であった新宿御苑、皇居外苑とともに、国民公園とすることが閣議決定され、現在では、京都市民に愛される憩いの地となっています。 京都御苑の概要 京都御苑(きょ...»
浄土宗の総本山。法然上人が吉水の草庵を結び浄土宗の布教をはじめた地であり入滅した地に建つ。御影堂、大鐘楼など大伽藍が並ぶ。国宝の三門は日本最大。【創建年代】1234年 知恩院・友禅苑の概要 知恩院・友禅苑は、京都市東山区に位置する歴史的な庭園です。この庭園は、知恩院の敷地内にあり、友禅染めで有名な友禅苑が広がるエリアです。知恩院は、浄土宗の本山であり、平安時代から続く伝統的な寺院で、その境内に併設された友禅苑は、特に美しい日本庭園として知られています。 歴史的背景 知恩院は、承安4年(1174年)に創建され、浄土宗の祖である法然上人にゆかりのある寺院です。その後、数度の改修と増築が行わ...»
京都の歴史・工芸・美術、民俗、考古映像資料の展示 概要 京都文化博物館(きょうとぶんかはくぶつかん)は、京都市中京区に位置する博物館で、京都の歴史と文化を紹介しています。1988年に開館し、地域の文化財や芸術作品を保存、展示する重要な施設として、多くの訪問者を迎えています。 歴史 京都文化博物館は、京都府庁旧本館を改修して設立されました。この建物は明治期に建設され、かつては京都府庁として使用されていました。建物の歴史的価値と美しい建築が、博物館の魅力を一層引き立てています。 展示内容 博物館の展示は、京都の歴史、伝統工芸、民俗文化、芸術など多岐にわたります。常設展では、平安時代から...»
臨済宗相国寺派の大本山で禅宗行政や五山文学の中心となった寺。法堂の天井に描かれた蟠龍図は「鳴き龍」で知られる。五山文化の絵画、書、仏像など五山文学の粋を集めた承天閣美術館がある。 概要 相国寺(しょうこくじ)は、京都市上京区に位置する臨済宗相国寺派の大本山です。1382年に足利義満によって創建され、長い歴史を持つ寺院として知られています。相国寺は、金閣寺や銀閣寺を管理する寺院としても有名です。 歴史 相国寺は、室町時代の初期に足利義満の命により建立されました。義満は、相国寺を京都五山の第二位とし、禅宗の中心的な寺院として位置づけました。創建以来、相国寺は多くの戦乱や災害に見舞われました...»
日本初の人工海水のみを利用した水族館で、3階建ての日本最大級の内陸型水族館。 高さ6メートルの日本海を表現した大水槽や、日本の原風景を再現した京の里山ゾーン、パフォーマンス空間を兼ねたイルカスタジアムなど、自然を感じられるこだわりの展示。 鴨川に生息する国の特別天然記念物・オオサンショウウオを始め、ゴマフアザラシやケープペンギンなどを含む動物約250種・総数約1万5000匹を見ることができる。...»
当時の京都市の人口131万人にちなみ、高さは131mで、灯台をイメージしたもの。地上100mにある展望室からは京都の四季折々の景色を楽しめることはもちろん、夜景を眺めることもできる。1964年(昭和39年)12月に誕生した高さ131mタワー、京都駅前のシンボル,京都市最高の建物。京都タワー 京都タワーは、京都市下京区に位置するランドマーク的存在の展望塔です。高さは131メートルで、1964年12月28日に開業しました。日本の伝統と現代の技術が融合したこのタワーは、京都市内を一望できる展望台を持ち、多くの観光客に人気があります。 歴史と背景 京都タワーの建設は、1964年に開催された東...»
明治36年、日本で2番目の動物園として開園。動物約130種、500点。京都市左京区岡崎にあることから、岡崎動物園とも呼ばれている。日本初の繁殖例が多くあることでも知られる。 京都市動物園 京都市動物園(きょうとしどうぶつえん)は、京都市左京区に位置する、日本で二番目に古い歴史を持つ動物園です。1903年に開園し、市民に親しまれるレジャースポットとして長い歴史を誇っています。 歴史と背景 京都市動物園は、1903年4月1日に開園しました。当初は「京都府動物園」として設立され、東京上野動物園に次ぐ日本で二番目に古い動物園として知られています。開園当初は、アジアゾウやトラ、クマなど限られた動...»
四季の草花や、数百種の宿根草のある宿根草園、また自然林など、自然の植生を重視した構成で、約1万1000種10万本の植物を植栽しています。毎週水曜日には植物園芸相談を行っている。’91年秋には、日本最大級の温室が完成した。 概要 京都府立植物園は、京都市左京区に位置する日本で最も歴史ある植物園の一つです。1924年に開園し、広さ24.2ヘクタールの敷地内には、約12,000種類もの植物が植栽されています。四季折々の美しい風景が楽しめるため、地元の人々や観光客に愛されています。 歴史と背景 京都府立植物園は、大正時代の1924年に開園しました。設立当初から植物学の研究や教育、観光の場として...»
京野菜「聖護院かぶら」を使用した漬物で、この漬物は11月から3月までの期間に販売されます。この漬物は、すぐき漬けやしば漬けと並んで、京都で愛される三大京都漬物の一つです。 千枚漬けは、幕末の騒乱期である1865年に誕生しました。この漬物のアイデアは、京都御所で料理を担当していた大藤藤三郎によって考案されました。宮中で評判となった千枚漬けは、やがて京都の町でも大変人気を博しました。 この漬物は普段の食事やお酒のつまみとして楽しまれます。 京都のつけもの屋で入手できます。 京都は肥沃な土地と高品質な水を有し、作物の栽培に適しています。そのため、京都では野菜が良く育ち、美味しい野菜が...»
お雑煮は、元旦に、歳神様(お正月様)にお供えした神饌(しんせん)を神棚からお下げして、歳神様からのお下がりを「ごった煮」 にして食べる正月料理のこと。その土地毎の産物や文化、家庭の歴史も物語るような大切な食べ物。京都の雑煮は、白味噌に丸餅を入れた「白味噌雑煮」。具材には、丸餅、雑煮大根、金時人参、頭芋(かしらいも)などが用いられ、八坂神社でいただいてきた「をけら火」 で、おくどさんの火をおこし、お雑煮が焚かれる。お雑煮の初物を神前に供え、名前を書き入れた箸紙の祝箸で、神様とともにいただく。...»
「すぐき漬け」は、京都の伝統野菜である「すぐき」と呼ばれるかぶを使った漬物です。この漬物は、その独特の酸味が特徴で、通常は漬物として食べられます。原料として「すぐき菜」と塩だけを使用し、乳酸発酵させることで特有の酸味が際立つ漬物です。「すぐき漬け」は「千枚漬け」と「しば漬け」とともに、京都で有名な「京都三大漬物」の一つとして評価されています。 すぐきの起源については複数の説があり、安土桃山時代に上賀茂神社の社家が栽培を始めた説や、京都御所から種をもらったという説があります。 後堀川天皇の「加茂日記」に1231年に「すぐき一桶」との記載があることから、1200年代前半にはすでに存在していた...»
賀茂なすを半分に切ってから油でじっくりと焼き、甘味噌と一緒に皮ごと食す料理。丸みを帯び、プックリとした「賀茂なす」は京都の夏を代表する夏野菜で、京都の上賀茂、西賀茂の産地が名の由来とされる。きめ細かな身が詰まっていることから歯ごたえがよく、果物のようにみずみすしいのが特徴。「賀茂なすの田楽」はその特徴を存分に活かした料理だ。現在では初夏から食卓にあがり、7月の祇園祭の時期になると料亭などでよくみかける料理である。 旬 6月 7月 8月 9月 京都の伝統野菜の中でも特に評価の高いのが賀茂なすです。これらのなすは直径10cmを超える大きな円形をしており、しっかりとした実を持ち、煮炊きし...»
おばんざいの良き食材として大活躍! 小麦粉と水を混ぜて練りこんだものからでんぷんを洗い流して抽出されるグルテンに、もち粉を加えて作った生地を蒸したり茹でたりして完成するのが「なま麩」。「あわ麩」は「なま麩」の製作工程の生地の段階であわ粒を加えたもので、本来の麩のふわふわ、しっとりとした食感に、つぶつぶの小気味良い食感を加えたものだ。田楽、炊き合わせ、鍋物と、どんな調理法でもおいしく食べられ、幅広く使われているため、京料理でははずせない食材となっている。 生麩は室町時代に、精進料理の重要な食材として使用されていました。この時代には肉食が禁止されており、生麩は僧侶たちにとって貴重なたんぱく源で...»
野菜本来のうまみを活かした、うす塩の味付けで作られるお漬け物。千枚漬け、すぐき漬け、しば漬け、壬生菜(みぶな)漬け、花菜(はなな)漬けなどがあり、香りや色合いを大切に、あっさりと上品な味わいで作られる。京都では気候的に質のよい野菜がとれ、寺社を中心に精進料理が発達し高い保存技術を持つ地域であったため、京漬物の文化が作られたといわれる。京都で収穫される「京野菜」を歴史に彩られた伝統の技術で漬けられる京漬物は、日本が誇る伝統食品だ。...»
かぶら蒸しは京都では定番の冬を代表するおばんざいの代表。京都ならではの食材である、ぐじ(あまだい)と聖護院かぶらを材料とする。かぶらはすりおろして卵白を混ぜ、ぐじ(あまだい)、銀杏、木耳、百合根などとともに蒸し、銀あんをかける。ねっとりとしたあんが、柔らかい白身魚のぐじにからみ、寒い冬には体を温めてくれる最高のメニュー。京都においては、かぶらは海老芋と双璧をなす冬の味覚の代表の味覚とも言われている。...»
加茂茄子を刻んだ赤紫蘇の葉で塩漬けにした「しば漬け」は、伝統的な京都の漬物であり、『すぐき』、『千枚漬』と並ぶ【京都の三大漬物】と言われる逸品。その由来は、壇ノ浦で滅亡した平家の中で、1人生き延びた建礼門院が、そのしその葉の色から「紫葉漬け」と呼んだことから名付けられたと言われている。京都・大原ではナスやミョウガ、しそなどが古くから漬けられている。それらを刻んで塩漬けにしたものでしば漬けで、紫蘇の赤紫色が鮮やかで、酸味が強いのが特徴的。 京都は地下水が豊富に湧く地域で、古来から各地で野菜の栽培が行われてきました。これにより、野菜を活用した漬物文化が発展し、特に「しば漬け」は京都市の代表的な漬...»
海が遠かった京都で新鮮な魚を食べるには、若狭湾でとれた魚を塩漬けにして運ぶ必要があった。そのためサバはとても塩辛く、保存食としてのみ利用されていたが、京の町衆が日常的に食せるよう考案したのが、サバ寿司であった。サバの旨みと酢飯の絶妙な味わいで人気となったサバ寿司は、祭りのご馳走に欠かせない料理となり、その人気に目をつけたお店が、その販売を行うようになった。現在でも、京の三大祭(葵祭・祇園祭・時代祭)には、サバ寿司を食べる風習あり、京の風物詩にもなっている。 若狭湾では、サバが豊富に獲れ、長い間一般の人々に親しまれてきました。昔、冷蔵技術が未発達だったため、サバの新鮮さを保つための工夫が必要で...»
京の食を支えてきた北の食材が美味しい京うどんになった。京ブランド認定商品『京のおうどん どうどす』の小麦は北海道岩見沢で栽培・収穫された「キタノカオリ」を使用している。生産者のJAいわみざわキタノカオリグループではおいしい小麦が収穫できるようにと、丹精込めて生産を行っている。京のおうどんの特徴はおだしとの絶妙の相性の良さ。柔らかいのにコシがあり、おだしによく馴染むのである。理由は小麦粉を塩水で練り、丹念に熟成させた昔ながらの素朴でシンプルなめんだからである。...»
”精進料理”とは、肉や魚を使わずに穀物や豆類、野菜だけで作られた料理で、殺生の戒めがあった寺の僧侶が食べていた料理である。肉食を絶ったことで、栄養が偏りがちになるという問題があったが、時代の流れとともに、醤油や豆腐といった新たな風味や栄養を持った加工品がうまれたことで、不足する栄養が補えるようになっていった。現在でも京都では、独自の”精進料理”を味わえる寺が多数あり、なかには”中国風精進料理”というような、また違った味わいが楽しめる寺もある。 精進料理は、鎌倉時代に仏教とともに伝わり、もともと僧侶が調理し食べていた料理です。この料理では、肉や魚は使用せず、主に野菜が活用され、特に京野菜が栄養...»
ちりめん山椒とは、ちりめんじゃこと山椒の実を佃煮にしたおばんざいの一つで、京土産としても人気が高い。京都では魚を生で食する機会が少なく、塩や味噌、しょう油等で佃煮にして保存させる風習があった。一方山椒の実は、山々に囲まれた盆地の京都では多く採れ、京の食卓にはなじみの食材として親しまれており、小魚のちりめんとじゃこと混ぜ合わせ、しょう油や酒で煮上げたのが、ちりめん山椒の始まりと言われている。その味付けは店舗により異なり、市内のお土産店、飲食店など様々な場所で購入することが出来る。...»
栗は、秋を代表とする味覚のひとつとされ、日本ではおよそ9000年前から食べられていたという記録もあるくらい身近な食材。その栗といえば「丹波」と言われるほど、昔から丹波栗は大粒でほくほくとした甘味が特徴で、珍重されている。京都の和菓子では丹波栗が多く用いられるが、産地は南丹市・京丹波町・亀岡市が有名。その栗を味わうのに、栗ご飯は欠かすことができない。秋はちょうど新米の季節。ふっくら炊いたほんのり塩味のごはんと、甘味も十分のほくほくの栗の組み合わせは、季節には1度は食べておきたいメニュー。...»
寒咲きの菜の花を、摘みたての香りと彩りをそのままに、あっさりと美しく京漬物の技で漬け込んだひと品。作り方はとてもシンプルで、菜の花を良く洗い、1~3日下漬けを行う。その後、下漬け菜の花をまた洗い、本漬けを行う。好みで、かつおぶしやこんぶ、唐辛子を加えるのもまた、美味である。緑と黄色の鮮やかさを残しつつ、ほろ苦いその春の味は、全国の食卓で楽しまれている。温かいごはんやうどんなどに乗せたり、酒の肴、お茶漬けにも最適。...»
夏が旬でありながら、冷暗所で保存すれば冬まで食べられることから「冬瓜」と呼ばれている。夏の京料理には欠かせない食材で、皮の青みを生かし、出汁のうまみをたっぷりと含ませて炊き、見た目にも涼しげな料理に仕上げる。お揚げさんと炊くなど、京のおばんざいの定番と言える。口の中でほろほろととけてしまうほど柔らかな食感で、熱くても、冷たくてしても美味。 体を冷やす効果もあるため、夏場の体には増しておいしく感じられる。 旬 6月 7月 8月 9月 ...»
水菜は江戸時代の初めから栽培されている京都原産の野菜。肥料を使わず水と土だけで作られていたことから、水菜と呼ばれるようになったと言われる。その名の通り、水にこだわって育てられている。地方によっては、「京菜」とも呼ばれる。どんな素材とも良く合い、やわらかく、シャキシャキとした歯ざわりで、肉の臭みを消す働きがある。鍋物の定番で、京都では鯨と炊き合わせた「ハリハリ鍋」が有名。、浅漬けにも利用される。 旬 10月 11月 12月 1月 2月 3月...»