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丁稚 羊羹

(でっち ようかん)

甘さ控えめでみずみずしく、ツルンとした食感。丹後の冬の名物

”丁稚羊羹”は、古くから京丹後地方で作られる冬の水ようかんのこと。水ようかんは夏の風物詩と思われがちだが、京丹後では冬に食べる。夏の水ようかんに比べて甘みや寒天の量を抑えているので、控えめな甘さでみずみずしく、ツルンとした舌触りが楽しめる。他の地域でも水ようかんは作られるが、丹後の丁稚羊羹はつぶ餡を使用するのが特徴。名前の由来は、煮詰めが足りず、ようかんとしては「半人前」から「でっち」と名付けられた説。見習い職人でも作れるからという説。また丁稚奉公する子どもに持たせたという説がある。

ツボようかん

丹後地方に伝わる粒あんのようかん。やわらかく甘さ控えめのあっさり味

”ツボようかん”は、京都・丹後地方で長年愛されている丁稚(でっち)羊羹の一種。丁稚羊羹の名前は、サイズが大きいわりに価格が安く、丁稚でもたっぷり食べられることから名づけられたという。ひとつひとつ丹念につくられた粒あんの羊羹は、やや水分が多めで、やわらかくみずみずしい味わい。ツヤツヤとした小豆が上品さを伺わせてくれる。甘過ぎずあっさりとした味で食べやすいことから、地元の人だけでなく、全国各地にもファンが多い。

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名称
丁稚 羊羹
(でっち ようかん)

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