木下酒造で”玉川”が造られ始めたのは天保13年(1842)まで遡る。この伝統の蔵では、英国人杜氏のフィリップ・ハーパー氏を迎え、ハイレベルの酒造りに取り組んでいる。城山から湧き出る自然水と、播州の”山田錦”、京都産”祝”、兵庫”北錦”などの酒造好適米を主な原料とし、自社精米して醸造する。玉川は本醸造に山廃本醸造をブレンドすることにより、濃厚でうま味があり、飲み応えのある酒に仕上げた。酒本来の旨みを出すため、最低限のろ過に抑えてあるので若干、色が濃くなることがあるが、この自然の色もあわせて楽しめる。