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舞鶴 宮津 京丹後 観光ガイド

日本三景のひとつに数えられる天橋立(あまのはしだて)を筆頭に、自然の景観美を楽しめるエリア。恋愛成就のパワースポットとして人気の天橋立神社もおすすめです。

舞鶴・宮津・京丹後エリアには天橋立、本願寺、大江山などの観光スポット、七夕まつり、歴史街道丹後100kmウルトラマラソン、宮津燈籠流し花火大会などの観光イベント、パン、冬瓜、京都ラーメンなどのご当地グルメがあります。

天橋立といえば、天女が降りてきた物語は、あまりにも有名ですが、外海と内海の風景の違いを近くで見ても良いですし、「天橋立ビューランド」の展望台から見る景色も雄大です。この景色を見ると、さすがに日本三景と言われる意味がわかります。

丹後半島は海の幸、特に春夏秋は「アワビ、や甘エビ」、そして冬はなんといっても「ズワイガニ」が有名です。この辺一体は日本海に面して民宿が立ち並びますが、どこも夕食は新鮮で美味しい食事に舌づつみを打つ事間違いなしです。

史跡や仏閣も非常に多いエリアで、日本三文殊のひとつで霊場でもある「知恩寺」や、西国巡礼28番の札所でもある「成相寺」は5重塔が映え、非常に周りの景色と調和して綺麗です。

京都府北部の歴史・美術・考古・民俗の資料を展示している「丹後郷土資料館」で史跡の勉強もでき、「宮津カントリークラブ」は静かな日本海を見ながらゴルフが楽しめます。

グルメといえばやはりこのエリアは断然海の幸です。定番となった「カニ」や「子持ちの甘エビ」を始め「アワビの残酷焼」など、とにかく四季を問わず海鮮品の美味しい地域です。

夏になると非常に水が澄んで綺麗な「水晶浜」砂が鳴くと言われ、地引網が有名で、体験もできる「琴引浜」などに海水浴に来る客でごった返します。

丹後半島に来たら民宿巡りをしなさいと言う位、海の幸は美味しいので、一度宿泊してみましょう。これらのエリアは車がおすすめですが、丹後半島の海沿いの道は独特な美しさが連続するエリアで、風情がありますので、一度お試し下さい。

山手に足を伸ばすと、昆虫採集やハイキングができる「加悦双峰公園」もあります。ここは子供の遊び場も揃っているので、家族連れには人気のスポットです。

またステーキも食べられ、兎や羊と戯れることのできる「京都府農林水産技術センター畜産センター高原牧場」も同様に楽しめます。農業体験を楽しみたいのであれば、「舞鶴ふるるファーム」がおすすめです。

舞鶴 宮津 京丹後のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

天橋立

天下の絶景で股のぞき

日本三景のひとつとして知られる名勝地。湾を囲むように弓なりに南北に隔てる砂州が逆さになって見ると天に架かる橋のように見えることから「天橋立」の名が付いた。 全長3.6キロメートルにもなる細長く延びる天橋立の全体像は距離と高さのある展望所から眺めることができる。 代表的な2つの視点は、南側の文珠山の山頂にある天橋立ビューランドからの眺望。天舞い昇る龍のようで「飛龍観」と呼ばれる。北側の傘松公園からの眺めは「斜め一文字」と呼ばれ、「股のぞき」発祥の地とも言われている。 宮城県の松島、広島県の宮島とともに日本三景に数えられ、古くから詩歌に詠まれ、絵画に描かれていた。 ...»

智恩寺

学問成就や合格祈願を願いお参り

日本三景のひとつとして知られる名勝地「天橋立」の南側にある、808年に創建された伝わる天橋山 智恩寺。 「三人寄れば文殊の知恵」などと言われる、知恵をつかさどる文殊菩薩が本尊で古くから知恵を授かるとして信仰され、学問成就や合格祈願で受験生やその家族がお参りに訪れている。...»

天橋立ビューランド

天舞い昇る龍が見られる遊園地

日本三景のひとつ「天橋立」を眺望できる展望台のある遊園地。天橋立の南側にある文珠山の山頂あり、子供向けの乗り物がそろう。 天橋立ビューランドからの景観は天舞い昇る龍のように見えることから「飛龍観」とよばれている。...»

元伊勢 籠神社

山陰道唯一の大社

成相山の麓にある、天橋立を参道としていた歴史ある神社「籠神社」。伊勢神宮に奉られる天照大神、豊受大神がこの地から伊勢に移されたという故事から「元伊勢」の名が付いたと言われている。 本殿正面には伊勢神宮と籠神社にしか祀ることが許されていない五色の座玉(すえたま)が輝く。 元伊勢 籠神社の概要 元伊勢 籠神社は、京都府宮津市に位置する古社で、日本の歴史や神話に深い関わりを持つ神社です。この神社は、伊勢神宮の元宮とされる場所であり、その由緒や神話の背景から、長い歴史を有しています。元伊勢 籠神社は、多くの参拝者にとって神聖な場所として知られています。 歴史と由緒 元伊勢 籠神社の歴史は、古...»

傘松公園

天に架かる橋

日本三景のひとつとして知られる名勝地「天橋立」を眺望できる代表的な名所。天橋立名物「股のぞき」発祥の地とも言われ、逆さになって見ると天地が逆転し、まさに天に架かる橋のように見えることから天橋立の名がついた。 傘松公園の概要 傘松公園は、京都府舞鶴市に位置する公園で、自然の美しさと歴史的な遺産が融合した魅力的なスポットです。この公園は、その美しい景観と豊かな自然環境から、多くの観光客や地元の人々に愛されています。特に、桜のシーズンには絶景の花見スポットとして知られています。 歴史と背景 傘松公園は、元々は古代の信仰の対象であった山岳信仰の場所として知られています。公園のある場所には、昔か...»

五老スカイタワー

「近畿百景」第1位に選ばれた絶景

舞鶴のほぼ中心に位置し標高301メートルの高さを誇る五老岳、その山頂に広がる五老ヶ岳公園にそびえる高さ50メートルの展望タワー。 海抜325メートルの展望室からは、美しく広がるリアス式海岸の舞鶴湾と舞鶴市内が一望できる。ここからの眺めは「近畿百景」第1位に選ばれた。 五老スカイタワーの概要 五老スカイタワーは、京都府京丹後市に位置する展望塔で、地域の観光名所として知られています。このタワーは、海抜約170メートルの高さを誇り、展望台からは周囲の美しい景色を一望することができます。特に、丹後半島の自然美や日本海の壮大な景観が楽しめることで、多くの観光客を魅了しています。 建設と歴史 五...»

成相山

天橋立のパノラマ絶景が楽しめる山

成相山の正式名称は鼓ヶ岳(つづみがたけ)で、京都府北部の丹後半島に位置する標高569メートルの山です。山腹には「天橋立股のぞき」で有名な傘松公園があり、山頂からは宮津湾を一望することができます。この山は、その美しい景観と歴史的なスポットで、多くの登山者や観光客を魅了しています。 成相山の登山道 成相山の登山道の起点は、傘松公園付近に位置しています。中腹には、西国三十三所第28番札所である成相寺があり、その境内には樹齢600年を誇る「逆杉(さかすぎ)」がそびえ立っています。この逆杉は「京都の自然200選」にも選ばれており、自然愛好家にとって見逃せないスポットです。また、この杉を過ぎると、天橋...»

五老ヶ岳公園

舞鶴湾を一望に見渡せる景勝地。五老スカイタワーからは舞鶴市内を360度パノラマで見ることができる。 五老ヶ岳公園の概要 五老ヶ岳公園は、京都府福知山市に位置する自然豊かな公園で、多くの観光客や地元の人々に愛されているスポットです。標高572メートルの五老ヶ岳の山頂に広がるこの公園は、美しい自然景観と豊かな歴史的背景を持っています。 歴史と背景 五老ヶ岳公園は、地域の歴史と自然が融合した場所として、多くの歴史的な遺産とともに発展してきました。公園の名前は、山の形状が「五つの老いの山」のように見えることから名付けられたと言われています。古くから地元の人々に親しまれ、多くの伝説や伝承が語られ...»

ブリしゃぶ(伊根)

伊根の舟屋の壮観な景色とともに脂ののったブリしゃぶを堪能

丹後半島の東端に位置する伊根町は、湾の沿岸5キロもの長さに渡って、230軒あまりの舟屋(船のガレージ)が建ち並び、その壮観な景色は全国的にも珍しい。その伊根湾をはじめ、丹後の各地でとれる冬場の寒ブリは、この地方の名物。身がしまり脂がのったブリはまさに極上の味。そのブリを使った”ブリしゃぶ”は、この地方で30年来食されている郷土料理。沸騰した昆布だしにブリをさっとくぐらせ、霜降り状になったところをポン酢やゴマダレでいただく。脂が適度に抜けて口当たりはさっぱり、天然の甘みと脂の旨みが存分に楽しめる。 旬 12月 1月 2月...»

ばら寿司

見た目にも華やかなちらし寿司は、ハレの日には欠かせない逸品

”ばら寿司”とは、関東地方では”ちらし寿司”と呼ばれるもの。全国各地で様々な形で食べられている料理だが、京都府丹後地方でも、お祭り、お盆、お正月などのお目出たい「ハレの日」には、必ず食卓に並ぶ郷土料理のひとつとなっている。「まつぶた」と呼ばれる木箱に、「鯖のおぼろ」を主体にした数々の具材を、鮮やかに盛り付けたばら寿司は、丹後地方ならではの伝統の味わい。「独特の甘みが後を引く」と評判も高いので、丹後地方を訪れた際は、ぜひ食べてみてもらいたい。 丹後半島では、古くからサバが豊富に獲れ、大衆の食材として親しまれていました。しかし、当時の冷蔵技術が発達しておらず、サバは鮮度を保つのが難しかったため、...»

サバのへしこ(伊根)

漁業のまち伊根の伝統の保存食。旨みとほどよい辛味でご飯に合う

”サバのへしこ”は、京都・丹後半島の先端、伊根町の特産品で、新鮮なサバをぬか漬けにしたもの。舟屋で有名な漁業のまちで、古くから保存食として食べられてきた料理だ。へしこの名前の由来は様々だが、漁師が魚を樽に漬け込むことを「へしこむ」といったことから「へしこ」となった説が有力だ。へしこのぬかをさっと落として好みの大きさに切って焼けば、独特の嫌みのない辛さがご飯によくあう。焼いたへしこを、ご飯の上にのせて お茶漬けにしてもおいしい。...»

グラ汁

丹後の冬の味覚、グラのお吸い物。トロッとした汁で体がポカポカに

京都・丹後半島ではグラ(またはグビ)と呼ばれる魚は、正式名を「ノロゲンゲ」といい、冬の丹後半島で、ズワイガニと一緒に、底引き網漁で水揚げされる。表面がゼラチン質でヌルッとしているのが特徴で、火を通すと、ゼラチン質が溶けて、とろっとした食感がたまらない味わい。「グラ汁」は数あるグラ料理の中でも昔から親しまれている代表的な郷土料理。旨みが染み出たとろりとした汁を飲み、グラの真っ白な身は、体が冷える冬には最高のご馳走になっているようだ。 旬 11月 12月 1月 2月 3月...»

黒丹バーガー

真っ黒いパンが印象的。さわらのフライとタルタルソースが相性ばっちり

”黒丹バーガー”は京都・京丹後のご当地バーガー。竹炭パウダー入りの米粉を使ったバンズは、もっちりとした食感で、真っ黒な外観のインパクトは十分。パンの間には、香ばしいさわらのフライとトマトなどの野菜をはさみ、自家製のタルタルソースで、バランスの良い味に仕上がっている。丹後名産の厳選素材はこだわり満載で、米粉には特A評価の丹後産コシヒカリを使い、さわらは水揚げ量日本一を誇る丹後の名産品。タルタルソースには地元産の岩のりが混ぜ込んである。丹後のおいしいをまとめて味わえるお得なハンバーガーだ。...»

イサザの踊り食い

「鮮度の良さ」ではなく「イキの良さ」を味わう

京丹後地方の春の名物料理といえば”イサザの踊り食い”。春になって、川を遡ってくる新鮮なイサザをいきたままぽん酢につけて食べるものだ。いきの良いイサザは、ぽん酢のなかでも元気が良く、跳ねて器から飛び出してしまうこともしばしば。箸でつまむのもひと苦労だ。その味は、口の中で動き回る不思議な食感で、イカ刺しのような弾力のある歯応えに、ほのかな苦味がぽん酢と良くあい、するっと通るようなのど越しが堪らない。現地でも4~5月初旬までと、限られた期間しか味わえないが、機会があればぜひ試したい。 旬     4月 5月...»

まいづる肉じゃが

おふくろの味の代表格。その起源は海軍にあり

おふくろの味「肉じゃが」の原点は舞鶴にあり。明治34年に海軍舞鶴鎮守府初代司令長官として赴任していた東郷平八郎が、青年時代に英国へ7年間留学していた際に食べたビーフシチューの味が忘れられず、日本の調味料の砂糖や醤油で作らせたのが「甘煮」即ち「肉じゃが」であった。おいしくて栄養満点の「肉じゃが」はやがて海軍の艦上食として全国に広まっていった。その当時のレシピは「海軍厨業管理教科書」に掲載されており、現在は唯一舞鶴の海上自衛隊第四術科学校に残っているという。...»

筒川そば

筒川名産・本格手打ちの「筒川そば」。そば本来の風味が香る

京都・丹後半島の北端に位置する伊根町の山間部、筒川地域ではそばの栽培がさかんで、豊富な伏流水と昼夜の温度差により、実が引き締まった良質なそばが作られている。昔は各家庭でもそばが作られ、食べられていたようだが、近年はそばを作る家庭が減ったため、「筒川そば組合」により、そばの文化を残す取り組みが行わている。”筒川そば”は、そば本来の風味を引き出すことを追求したそば。この地方で昔から伝わるそばの品種を活用し、石臼でそばの皮を混ぜて製粉することで、昔ながらの田舎そばの味わいが楽しめる。...»

このしろ寿し

脂ののったこのしろの姿寿司。寿司飯の代わりにおからの入った郷土食

久美浜湾は、京都府北西端に位置する汽水湖。北側には海をさえぎる小天橋と呼ばれる砂州が伸び、美しい景観をつくりだしている。”このしろ寿司”は、この地域で家庭料理として食べられてきた郷土料理のひとつで、久美浜湾でとれた新鮮なコノシロをまるごと使った姿寿司だ。秋から冬にかけて脂ののったコノシロを背割りにして酢漬けしたものの中に、すし飯ではなく味付けしたおからを詰めて作られ、さっぱりとコノシロの旨みが十分に楽しめる。冬に訪れた際にはぜひ食べてみて欲しい。 旬 11月 12月 1月 2月 3月...»

オイルサーディン(京都)

日本近海の新鮮ないわしを丁寧に油につけこんだ絶品の丹後名物

”オイルサーディン”は、日本近海でとれた選りすぐりの新鮮なカタクチイワシを伝統の技術で油漬けにした天橋立の名物。生臭さがなく、軽い味わいで、ついつい「もうひと口だけ」と箸がすすむ味だ。油には綿実油を使っており、クセがなく、あっさりとした和風テイスト。サーディンは、人間の細胞を構成するDNA(デオキシリポ核酸)を含み、老化を防止にも効果があるという健康食品。そのまま食べたり、加熱して七味やさんしょうをかけて食べると美味で、フライなどにしてもおいしく食べられる。...»

野間そば

丹後半島の中央部、標高600mの高冷地で栽培する風味豊かなそば

2004年4月に峰山町、大宮町、網野町、丹後町、弥栄町、久美浜町の6町が合併して誕生したのが京丹後市。市域は丹後半島の西側から山間部にかけて広がり、面積は約502平方キロと京都府内で3番目に大きい。そのほぼ中央部に位置する弥栄町野間地区は、人口220人ほどの小さな集落。その集落内の標高600メートルの高冷地で栽培されているのが”野間そば”だ。そばの産地としての知名度は低いものの、きれいな水と焼畑農業が育んだ風味豊かなそばで、腰が強く喉越しも良い名品だ。...»

のんばら こんにゃく

しっかりとしたかための食感が懐かしいおいしさ

京都府の最北端、丹後半島の先端にある村「乗原(のんばら)」で、大正時代から作られているこんにゃくでぷりっとしたしっかりとした食感があるかためなのが特徴。基本的に地場産のこんにゃくいもを使い、練りから炊き上げまですべての工程が手作業で行われているので、気泡が多く、味が馴染みやすくどんな調理にも使いやすい。こんにゃくの種類も「板こんにゃく」、「平こんにゃく」、「玉こんにゃく」をはじめ、ソフトな食感の「ソフトこんにゃく」や、鍋物に欠かせない「糸こんにゃく」など、様々な種類が揃っている。...»

丹後 砂丘 甘藷(さつまいも)

端っこまで、さつまいものホクホク感が楽しめる

京丹後市で作られている”丹後砂丘かんしょ<さつまいも>”。砂丘地での栽培は、水はけが良く、肥料が土中に留まりにくいため、手間とコストがかかるが、砂地で育つ野菜は糖度が高く味が良いという長所がある。丹後砂丘かんしょも、豊かな甘さが最大の特徴で、その上、小さいものでも繊維質の「スジ」が少ないので、いもの端まで残さずにおいしく食べられる。また、水気が少ないことから調理してもベタつかないという特徴もあり、天ぷらや焼きいもにするとホクホク食感が存分に楽しめる。スイートポテトなどのお菓子の素材にもぴったりだ。 旬     1月 2月 3月 4月 5月 8月 9月 10月 11月 12月 ...»

久美浜産 砂丘トマト

砂丘地で育ったみずみずしく味の濃い、久美浜町の特産品

京都の北端に位置し、日本海に面した久美浜町では、海岸線沿いの砂丘地のハウスでトマト栽培が行われている。トマトは多湿に弱いため、水はけのよい砂丘地は栽培に適しており、良質のトマトが育つようだ。ここでは、トマトに液肥を与えて栽培する「養液土耕栽培」が行われており、水分をコントロールすることによって、みずみずしく味の濃いトマトができあがる。一般的に、トマトの最盛期は真夏だが、久美浜町では6月末のメロンの収穫後に苗が植えられ、8月末から年末にかけて出荷されている。 旬     5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 ...»

静御前(砂丘大根)

源義経の愛妾だった静御前から名付けられた太くて短い大根

”静御前”は、砂地で作られる小ぶりな大根で、ずんぐりむっくりしていた外観が特徴。小ぶりな実にしっかりと味を凝縮させている上、味のしみこみが早く、煮崩れしづらいという長所を持つ。”静御前”とは、京丹後市網野町磯の出身の源義経の愛妾(あいしょう)の名前をとったもので、磯集落には「静御前生誕の地碑」が立っている。大根はアブラナ科に属し、ビタミンA・B・Cに富み、鉄分、リン、カルシウムを含み、消化を助ける効能がある健康野菜だ。 旬 11月 12月 1月 2月...»

万願寺とうがらし

巨大な形と、肉厚で柔らかく甘みがある。種が少なく食べやすい

大正末期に舞鶴市万願寺で、伏見とうがらしと外国系大型とうがらしの交雑種として万願寺とうがらしは誕生。地元の自家用野菜として細々と受け継がれてきたが、20年ほど前から、特産物として作付けを増やし、京都市場にも出荷するようになった。現在では舞鶴市一円に生産地が広がる。平成元年から始まった京都府のブランド事業で第一弾の認証ブランドとして登場、人気はほぼ定着した。14~17センチの巨大な形で、とうがらしの王様ともいえる風格。特有の芳香と甘みがあり、肉厚で柔らかく、青臭みもなく、種が少なく食べやすい。  旬     6月 7月 8月 ...»

間人ガニ

丹後半島の間人漁港で水揚げされる幻のカニ

丹後半島の先端にある京丹後市丹後町、間人(たいざ)地区の小さな漁港、間人漁港で水揚げされた松葉カニは特別に「間人(たいざ)ガニ」と呼ばれ最高級品とされている。間人漁港で水揚げされた松葉ガニ(雄)の手には、船上で一匹一匹手作業で緑のプラスチック製のタグを付け、他のカニとは区別されている。間人ガニ漁は約5隻の小型船で11~3月の間行われ、漁を行った日のうちに帰港・水揚げされる。この、日帰り漁でカニの鮮度を保ったまま帰港できることと、水揚げ量の少なさから、幻のカニと呼ばれている。 旬 11月 12月 1月 2月 3月...»

伊根産 寒ブリ

三大ブリ漁港の一つ、伊根湾で養殖された天然に最も近い寒ブリ

丹後半島の北部にある伊根は”寒ブリ”の産地として有名。伊根の海岸線には、海側に各家専用の船着き場を持ち、2階が住居という珍しい「舟屋」郡が建ち並んでいる。その目の前に広がる伊根湾は、三方が山に囲まれており、青く澄んで波が穏やか。その海でにはいくつもの生け簀が作られ、ブリの養殖が行われている。伊根湾は、暖流と寒流が交差する複雑な潮回りになっており、平均水温が低いため、ブリの成長がゆるやかになり、身の締まった肉質の良いものが育ち、味も天然ものに近くなるといわれている。 旬 12月 1月 2月...»

宮津産 トリ貝

「丹後とり貝」と呼ばれる、丹後地方特有の大きな二枚貝

”トリ貝”とは、身が鳥の頭部に似ていることから名付けられた二枚貝。宮津の粟田湾や舞鶴湾で養殖が盛んで、宮津産のものは10センチ前後(一般的なトリ貝は6センチ前後)にまで成長し、重さが2~3倍あり、身に独特の甘みがあることから、”丹後とり貝”というブランド銘で出荷されている。一般的に、トリ貝が大量に漁獲される海域は、夏に厳しい暑さが続く場所が多く、越夏できずに寿命を迎えるトリ貝が多いが、宮津の海は、穏やかな気候に恵まれ、プランクトンも豊富なので、トリ貝の寿命が2~3年に延びるため大きくなるようだ。 旬     6月 7月 ...»

グラ(ノロゲンゲ)

つるんとした食感がたまらない稀少な魚。丹後の冬に欠かせない味

京都・丹後半島で”グラ(またはグビ)”と呼ばれる魚は、正式名を「ノロゲンゲ」といい。白色で細長い体を持ち、ゼラチン質でヌルッとしている体表を持つのが特徴。冬にズワイガニと一緒に底引き網漁でとれる魚だが、近年は漁獲量が非常に少なく、現在では「幻の魚」ともいわれている。食べ方は”グラ汁”と呼ばれるお吸い物をはじめ、お刺身、一夜干し、天ぷらなど、どんな調理でもおいしく食べられ、魚好きには堪らない味。火を通すと、グラ特有のゼラチン質のつるんとした食感は、一度食べると病みつきになる人も多い。 旬 12月 1月 2月 3月...»

丹後サザエ

日本海の荒波にもまれ、豊富なエサで育ち身が肥え活きもいい

丹後とは、京都府北部、日本海に突き出た丹後半島一体の旧国名だ。その近海で荒波にもまれて育った”丹後サザエ”は、その証に殻に角(つの)をたくさん持っている。また、山の養分が入り込む丹後半島周辺の海域はプランクトンが豊富で、ワカメ、テングサ、アラメ、ホンダワラなどの海藻にも恵まれていめことから、ここで育ったサザエは身が肥え、刺身で食べるとコリコリとした食感が楽しめる。壺焼きにしてもおいしく、何もかけずに食べても磯の香りとサザエ本来の味が口中に広がる。ご飯といっしょに炊くサザエ飯もおすすめ。 旬     4月 5月 6月 7月 8月 9月 ...»

久美浜産 カキ

久美浜湾の恵みが育んだ最高のご馳走”久美浜のカキ”

京丹後市の久美浜町では、波の激しい日本海に面しながらも、その閉鎖性の強さから波が穏やかな久美浜湾の特性をいかしてカキの養殖を行われている。湾内の豊富なプランクトンでたっぷりと肥えたカキは、臭みがなく、プリッとした身とジューシーな旨みが堪らない味わい。久美浜のカキは身が締まっているため、火を通しても縮まないという特長もあり、焼きガキはもちろん、フライや鍋料理などでも旨みを存分に味わえる。久美浜で養殖されているカキの食べ頃は冬。この頃のカキは”冬ガキ”とも呼ばれ、最高のご馳走とされている。 旬 11月 12月 1月 2月 3月...»

丹後産 サワラ

海の恵みがもたらした京丹後の新たな名産魚

京都府京丹後市にとって”サワラ”は歴史の浅い魚で、ひと昔前までは漁獲量が低く、あまり食べられることがなかった。しかし、近年、年間漁獲量で日本一になるなど、急に漁獲量が増えたことで、様々な料理がうみ出され、京丹後の食文化に深く関わってくるようになり”京丹後サワラ”としてブランド化を目指すまでになっている。サワラは味が良いことで知られ、刺身、寿司ネタをはじめ、干物や西京漬けなどの加工品などでも人気の魚だ。身割れを起こしやすいため、加工が難しいという一面があるため、ぜひ本場の板前の料理で楽しみたい。 旬 12月 1月 2月...»

丹後ぐじ(アカアマダイ)

京のブランド産品に認定される京料理に欠かせない高級魚

京都府をはじめ関西地方でとくに需要が高く、高級魚として取り扱われている。正式な和名はアカアマダイという。上品な甘さを持つ白身の魚で、京料理に欠かせない食材のひとつ。2012年に京のブランド産品として認定された「丹後ぐじ」は、延縄漁法で漁獲され、徹底した温度管理で出荷される。形と鮮度が良く、傷の付いていない高品質なものだけに「丹後ぐじ」の名前が付く。器を華やかに彩る濃く美しい紅色も特長。実がやわらかく一夜干しや西京漬けで食べられることが多いが、刺身やしゃぶしゃぶ、寿司にも適している。開いて軽く塩をうち、一晩寝かした状態を“一汐ぐじ”と呼び、串打ちして皮に酒を塗りながら香ばしく焼いた料理を“若狭焼...»

宮津産 イサザ(シロウオ)

ご当地の春の味。つるっとした食感とのど越しがクセになる”イサザ”

”イサザ”とは、ハゼ科の”シロウオ”のことで、成長しても体長5センチほどにしかならない小さな魚だ。春先に産卵のために川を上ってくるところを網などでとられるため、地元の人たちは、イサザを狙う漁師が川に入っている姿が見られるようになると、春の訪れを感じるという。イサザはツルッとした食感とのど越しが魅力。その魅力が最大限に味わえる珍味”踊り食い”はご当地の名物料理のひとつにもなっている。その他、小さなイサザを散りばめた卵とじや混ぜご飯も、イサザの味が馴染んで美味だ。 旬     4月 5月...»

舞鶴産 岩ガキ

身が大きく、濃厚な味で夏が旬。「海のミルク」といわれ栄養も満点

カキは冬の食べ物というイメージが強いが、それは真ガキで岩ガキは夏が旬。舞鶴の岩ガキは、豊かな植物性プランクトンを食べ、真ガキよりも大きく育ち、味も濃厚なのが特徴だ。 カキは、アミノ酸やミネラル類などのさまざまな栄養素が多く含まれるため“海のミルク”と呼ばれ、特にコレステロールの上昇を抑え肝機能を強化すると言われているタウリンや、新陳代謝や免疫強化を促す亜鉛が豊富な食品としても注目されている。舞鶴では、毎年夏に「岩ガキ丼キャンペーン」を実施し、各店が地元産の岩ガキを使って考案した丼を提供している。 旬     6月 7月 8月 ...»

京都府産 板ワカメ

風になびくワカメが丹後地方に春を告げる

4月初旬の若い芽を集めて乾燥させて板状に切り分けた”板ワカメ”。丹後地方では、4月になるといたるところで乾燥板ワカメ作りが始まり、春の風物詩となっている。これらは、すべて手作りで行われており、産地によってワカメの質や塩加減も違い、その地域だけの味を作り出している。ワカメの漁は、5月中旬まで行われるが、生長して大きくなるにつれ、徐々に味が落ちて行くという。おいしいワカメを味わいたいのであれば4月初旬にとれたものを選びたい。 旬     4月 5月 ...»

砂丘メロン

水はけがいい砂丘で栽培するジューシーで糖度の高いネットメロン

京丹後市の南西部に位置する久美浜地区は、穏やかな広がりを見せる久美浜湾で魚介類の養殖が行われ、海岸沿いの砂丘では果樹栽培が盛んだ。久美浜地区は寒暖の差の激しく、砂丘地の水はけが良いことからメロン作りに適しているという。細かく網目を張ったネットメロンは”ボーナス2号”という久美浜ならではの品種で、平成15年に”砂姫”というネーミングで商標登録している。肉質は緻密で日持ちがよく、ジューシーで糖度が高いのが特徴。検査の段階で糖度が15度未満のものは出荷しないという。 旬     6月 7月 8月 ...»

琴引メロン

網目びっしりの高級感のあるメロン。甘くてジューシーな厳選品

京丹後市がある丹後半島は、農産物、水産物に恵まれた食の宝庫。きれいな水に恵まれ、昼夜の気温差が大きく、土壌の砂地が果物栽培に適している。この市の網野町で栽培される”琴引メロン”は、鳴き砂で知られる地元の名勝「琴引浜」にちなんで名づけられた。一株一果でていねいに育てられ、糖度が15度以上のものだけが琴引メロンと認められる。砂丘で育てられるこのメロンは、高級感のある白い網目模様と、肉厚で糖度が高くジューシーな味が特徴。直売所では、朝採れの新鮮メロンが楽しめ、お中元などのギフトとしても人気。 旬     6月 7月 8月 ...»

丹後産 ニギス

年間150トン余りが水揚げされるニギスは、オキギスとも呼ばれる

丹後では”オキギス”と呼ばれる魚は、シロギスに似ていることからニギス(似鱚)とも呼ばれる。しかし、分類上はまったく異なり、ニギスは背中の後方に脂ビレを持つことからサケの仲間で、シロギスはスズキ科に属する。とれたてのニギスは、鱗(うろこ)に覆われ青みがかった鮮やかな銀色をしているが、鱗がはがれやすく、店頭に並ぶころには、その鮮やかさを失ってしまうため、新鮮さが重要な魚だ。丹後の漁港には年間150トン余りが水揚げされ、主に煮付け、天ぷら、から揚げなどで食べられる。 旬     9月 10月 ...»

丹後産 アカガレイ

丹後では底曳網漁業を代表する魚で、子持ちガレイは刺し身が絶品

丹後では”アカガレイ”を「マガレイ」と呼び、ズワイガニに次ぐ漁獲量があり、底びき網漁業を代表する魚だ。アカガレイの名の由来は、一緒に網にかかったカニやヒトデ類によって体全体が傷つき、赤く変色することから名づけられたが、近年は魚類だけをとることができる網が開発され、傷のないものが水揚げできるようになったようだ。アカガレイの特徴は口が大きく水深200m前後から1000mに生息していること。新鮮で大型の子持ちガレイは刺し身が絶品。煮付けにするとクセがなく、誰でもおいしく食べられる。 旬     2月 3月 4月 ...»

由良みかん

日本海側で育つ珍しいみかん。山椒大夫にちなんで「安寿みかん」とも

みかんといえば温暖な太平洋側で主に栽培されるが、京都の宮津市由良地区は全国的にも珍しい日本海側にあるみかんの産地。その栽培は安土桃山時代から始まり、川沿いの畑や丘陵地に広がるみかん園で、寒暖の差を利用した質の高いみかんが作られており、甘みも酸味も強い、しっかりとした味が楽しめる。由良地区は、森鴎外の「山椒太夫」の舞台にもなった場所で、それにちなんで”安寿みかん”とも呼ばれる。シーズンになると国道沿いに建ち並ぶ直売所やみかん狩りのできる農園が観光客でにぎわう。 旬     12月 ...»

丹後産 ブドウ

ベリーA、ピオーネ、涼玉など品種は豊富。秋にはブドウ狩りも

京丹後市内の久美浜、網野、弥栄、丹後などの各地区で栽培。品種はベリーA、ロザリオロッソ、涼玉、ピオーネ、キャンベルアーリーなどが栽培されており、「メチャメチャ甘くて、あごが痛くなり、たくさん食べれられません」といわれるほどの甘さを持つという。収穫期のブドウ直売所は観光客で賑わい、8月下旬から10月下旬にかけて各所でフルーツ狩りもできる。京丹後市は、京都で一番フルーツ耕作地が多く、気候と海沿いに広がる砂地がフルーツ作りに最適。東に隣接する宮津市にはワイナリーがあり、ワイン用のブドウも作られている。 旬     8月 9月 ...»

砂丘のたまご(すいか)

まさに砂丘から生まれた「砂丘のたまご」は、小ぶりで甘いスイカ

京都・京丹後市の美浜地区は、日本海に面し、東西6キロにおよぶ砂丘が広がる。水はけの良い砂丘は果物の栽培に適しており、小ぶりのスイカ”砂丘のたまご”は名産品のひとつ。久美浜砂丘特産研究会では15年もの歳月をかけて砂地に適した品種の研究を重ね、少人数の家族でも丸ごと食べられる小ぶりのスイカを開発した。種が少なくて食べやすく、赤い果肉がしっかりとした甘みを持っており、大玉スイカと変わらない味が楽しめる。 旬     6月 7月 ...»

ハクレイ酒造 白嶺(日本酒)

海の幸と相性抜群!超軟水「不動山水」を使ったマイルドな辛口酒

ハクレイ酒造は、天保3年(1832)に藩主から酒造りの許可を得て、年貢米を使って酒造業を始めたという伝統のある酒蔵。農薬や化学肥料を減らした「エコファーマー認定者」の農家に酒米の契約栽培を委託し、仕込水には由良ヶ岳中腹の不動の滝から運んだ湧き清水「不動山水(ふどうさんすい)」を使っている。代表銘柄の”白嶺”は、マイルドで口当たりがよく、すっきりと飲みやすい辛口酒。冷やでも燗でもおいしく、特に海の幸との相性は抜群で、宮津や舞鶴の一流旅館で人気を博している。...»

向井酒造 伊根満開 京の春(日本酒)

伊根町唯一の老舗酒蔵で新感覚の日本酒

丹後半島先端にある伊根町は、伊根湾を囲んで舟屋が連なる「舟屋の里」。町唯一の酒蔵「向井酒造」は、創業以来250年、伝統の味を受け継いできた。長女の向井久仁子氏が杜氏となってからは、女性にも好まれる新しい酒造りにも励んでいる。 伊根町の定番”京の春”は、辛口だが、山田錦の米の甘い風味を閉じ込めた後味すっきりのやさしい酒。”伊根満開”は、古代米(赤米)の鮮やかな朱色をしている。果実のような甘酸っぱさと米の風味をしっかりと感じる、さわやかな新しい感覚の日本酒だ。...»

京たんご梨

大玉からあふれる果汁が堪らない

京丹後市では、明治時代より梨の栽培が行われており、丹後半島で栽培されたなしは”京たんご梨”としてブランド認定されている。栽培されている品種は”ゴールド二十世紀”と呼ばれるもので、味に定評がある”二十世紀梨”に品種改良を加えて、より食べやすくおいしくしたもので、シャキシャキとした歯応えと、さわやかな甘さの果汁で、フルーティーな味わいが楽しめる。京たんご梨は、1玉400グラムを超えるものもある大玉ななしだが、大きいものでも大味になることなく、なしのみずみずしいおいしさを堪能できる。 旬     9月 10月 ...»

丹後の地酒

地元の名杜氏が醸し出す伝統の銘酒

県外から杜氏を招いて酒造りを行うことが多い京都の酒蔵のなかで、京丹後市では、地元の杜氏がその土地の水と米をいかした、昔ながらの製法で伝統の酒を造り続けている。京丹後市は、日本三大杜氏集団のひとつにも数えられる”丹後杜氏”の故郷。その歴史は長く、明治時代に杜氏組合を結成し、その業で、大正から昭和にかけて全国に名を轟かせた。現在では、組合会員数も減ってしまい貴重な存在になってしまったが、丹後杜氏が醸し出す伝統の味と香りを持つ酒は、地元だけでなく、全国各地に根強いファンを持つ。...»

木下酒造 玉川(日本酒)

本醸造に山廃本醸造をブレンド。濃厚でうま味のある自慢の辛口酒

木下酒造で”玉川”が造られ始めたのは天保13年(1842)まで遡る。この伝統の蔵では、英国人杜氏のフィリップ・ハーパー氏を迎え、ハイレベルの酒造りに取り組んでいる。城山から湧き出る自然水と、播州の”山田錦”、京都産”祝”、兵庫”北錦”などの酒造好適米を主な原料とし、自社精米して醸造する。玉川は本醸造に山廃本醸造をブレンドすることにより、濃厚でうま味があり、飲み応えのある酒に仕上げた。酒本来の旨みを出すため、最低限のろ過に抑えてあるので若干、色が濃くなることがあるが、この自然の色もあわせて楽しめる。...»

丹後蔵 京の芋焼酎 いもたん

男性的な豊潤さが魅力。地元産「京かんしょ」を使った本格芋焼酎

丹後産の鳴門金時芋”京かんしょ”を、丹後蔵が丹念に仕込んだいも焼酎。味のよいブランドさつまいもとして知られる京かんしょの濃厚な旨みがいきた逸品だ。常圧蒸留と減圧蒸留の2種類の蒸留方法による原酒をブレンドしたことで、コクがあって飲みやすい、という理想を実現。香りが穏やかで、男性的な芳醇さが味わえる。オリジナル”いもたん”と男性の代名詞「彦」を加えた”いもたん HIKO”の2種類があり、どちらもアルコール度は25度。平成20年度優良ふるさと食品中央コンクール食品産業センター会長賞を受賞した。...»

竹野酒造 弥栄鶴 笑顔百薬(日本酒)

金剛童子山の清例な伏流水と地元米で醸す深いうま味の清酒

”地酒屋”として地域に愛されることを目標とし、作り手の顔が見える酒造りを心がける竹野酒造の自慢の銘柄。霊山金剛童子山(こんごうどうじやま)からの清例な伏流水を仕込み水に、地元米を使って丁寧に手作りで醸している。のど越しがなめらかで旨みが深い。大吟醸や山廃仕込などがある。酒名は、弥栄村の弥栄と、以前造っていた酒の銘柄”千年勢(ちとせ)”の千年より、象徴の鶴をあわせて”弥栄鶴”とした。木版画家幻一氏のラベルも酒の風情を引き立てる。...»

熊野酒造 久美の浦(日本酒)

地元丹後産の酒米を使い、吟醸用酵母でじっくりと醸した逸品

地元丹後産の酒米・五百万石を高精白し、吟醸用酵母を使ってじっくりと仕上げた逸品。江戸時代から続く醸造元の「熊野酒造」は、久美浜湾の最奥岸にあり、蔵から湾が一望できることから代表酒の名前を”久美の浦”と命名した。極めて淡麗ながら、ふくらみのある味わいで、豊潤な果実のような吟醸香が特徴。社長いわく「飲んでも緊張しない、ほっこりとくつろいで会話が弾むお酒造りを心がけている」という。普通酒、純米吟醸、純米大吟醸、特別本醸造など種類も豊富で、一升瓶サイズと720mlサイズがある。...»

与謝娘酒造 与謝娘(日本酒)

大江山麓から湧き出る清水で「山田錦」と「祝」を仕込んだ上品な酒

与謝娘は、京都府北部の山あいに広がる与謝野町の酒蔵「与謝娘酒造」が造る銘酒。日本三景の天橋立を望む大江山麓から湧き出る清水を仕込水に、酒造好適米”山田錦”と”祝”の2種の酒米を、昔ながらの丁寧な手法で醸している。上品な芳香とさらりとした飲み口が特徴。繊細な味が引き立つロックか冷酒で味わいたい。与謝地方は、与謝蕪村の母や与謝野鉄幹の父の出身地。地名を取った”与謝娘”のほかにも、丹後地方に伝わる伝説の主人公をモチーフにした酒なども造っている。...»

白杉酒造 白木久(日本酒)

厳選した食用米と超軟水で仕込むやわらかく口当たりのよい銘酒

”白木久”は、安永5年(1777年)から地酒を造り続ける老舗「白杉酒造」の代表銘柄。丹後産の米にこだわり、地元農家と契約栽培した米のみを使っている。仕込水は、200年以上枯れることなく湧き続ける超軟水の天然水。米にも水にもこだわった、やわらかくて口当たりのよい丹後を代表する酒のひとつだ。...»

京都丹後 クラフトビール TANGO KINGDOM Beer

丹後地方の自然と素材で、豊富な味が楽しめる

京丹後市の豊かな自然をいかした西日本最大級の道の駅 丹後王国「食のみやこ」。そこの工房で本場ドイツの釜を使って作られているのが”丹後地ビール”。苦味を抑えた飲みやすい「ピルスナー」、甘みとコクのバランスが良い「ミュンヘナー」をはじめ、泡立ちが良く口当たりがやわらかい「ボック」、滑らかなコクがある「メルツェン」など、豊富な種類が揃っている。なかでも人気なのは、地元産のコシヒカリを副原料にした「コシヒカリビール」。地ビールが苦手という人にも飲みやすい丹後ならではの味わいだ。...»

天橋立ワイン

天橋立を望むワイナリーでつくられたフルーティーなワイン

京都・丹後半島は、寒暖の差と水はけの良い砂地をいかしたフルーツ栽培が盛んだ。天橋立の周辺の宮津では、特にぶどうの栽培が盛んで、フルーツだけでなく、ワイン作りも行われている。1999年(平成11年)、天橋立を一望できる絶好のロケーションに、観光の目玉として「天橋立ワイナリー」が設立された。土作りや栽培方法にこだわり、フレッシュでフルーティな”天橋立ワイン”を提供している。 ワインの購入はだけでなく、試飲や工場見学も楽しめる。...»

智恵の餅

「三人寄れば文殊の知恵」の文殊菩薩にあやかった歴史ある餅

天の橋立にある智恩寺山門前の道に並ぶ「吉野茶屋」、「彦兵衛茶屋」、「勘七茶屋」、「ちとせ茶屋」の四軒の茶屋でいただける名物餅。「三人寄れば文殊の智恵」のことわざで知られる、知恩寺の文殊菩薩にあやかって、親指大の小さな餅に、餡をたっぷりのせたもの。柔らかいこの餅を食べると、智恵がつくと言われている。智恵の餅の歴史はたいへん古く、嘉暦年間まで遡る。智恩寺の参拝の後に、ほっと一息つきながらいただきたい。...»

醤油(丹後)

丹後は醤油造りが盛ん。丹精こめて仕込まれた醤油は料理の味を引き立てる

京都・丹後地方では、しょうゆ造りが非常に盛んで、京丹後市に4ヶ所、宮津市に2箇所のしょうゆ醸造メーカーがある。その中の「袋屋醤油店」は、宮津に位置する創業300年の伝統あるしょうゆ屋。そこの看板商品”あしぎぬ”という銘柄のしょうゆは「濃口」、「薄口」、「かけ」が製造販売されており、濃口は仕込みを二度繰り返し、コクと味わいを凝縮させた高級醤油で、おみやげにもおすすめだ。あしぎぬかけしょうゆに、ゆずとすだちを絞って造られたぽん酢は、鍋に使うと海の幸の味が引き立つ。...»

鯛せんべい(久美浜湾)

タイなどの魚介がたっぷり入ったカルシウム豊富な健康せんべい

久美浜湾は、京都府北西端に位置する汽水湖。北側には海をさえぎる小天橋と呼ばれる砂州が伸び、美しい景観をつくりだしている。”鯛せんべい”は、日本海や久美浜湾でとれたタイ、エビ、トビウオ、スズキを加工して焼き上げた、カルシウムいっぱいの健康せんべいだ。袋を開けると、潮の香りがふわっとし、しっかりとした魚介の味で、かめばかむほど深い味わいが楽しめる。そのまま食べてもおいしいが、せんべいの魚介出汁をいかして、茶碗蒸しやお吸い物に入れても美味だ。...»

きんつば(丹後)

京丹後市の素材をいかした優しい味が楽しめる伝統和菓子

上品な味が楽しめる羊羹を、薄皮で包んだ伝統の和菓子が”きんつば”。京丹後市の「御菓子司 あん」では、丹後の自然の恵みを受けて育ったかんしょ(さつまいも)や黒豆、栗などを使い、それら地元の素材の味をいかしたきんつばを作り続けている。高品質でも名高い京丹後市の素材を使ったきんつばは、素朴ながらも、香ばしい風味とバランスの良い甘さが優しい味わい。お茶請けとして人気が高いほか、おみやげものとしても喜ばれる。...»

飯尾醸造「富士酢」

明治からの老舗の作る伝統の醸造酢。旨みの強いお酢はどんな料理にも

「飯尾醸造」は、日本三景の天橋立を有する宮津市の老舗お酢屋だ。明治26年の創業以来、100年以上の間お酢を造りつづけている。きれいな水と豊かな土、寒暖の差がはげしい気候がいい米を作り、そしていい酢を造る。”純米富士酢”は創業当時からの看板商品で、原料は無農薬の丹後産の米と水だけ。基準の5倍量のお米を原料にしているため、旨みが強く濃厚な味わい。どんな料理にもあうが、特に、酢の物、お寿司、酢漬け、ドレッシングなど、お酢が決め手の料理にいきる。...»

琴引の塩

天然海水100%の塩ならではの旨みが素材の味を引き出す

不純物の少ない美しい砂と海水が奏でる「鳴き砂」で有名な「琴引浜」。そこの透き通った自然水をくみ上げて、昔ながらの精製釜を使って、薪の火力で炊き上げて完成するのが”琴引の塩”だ。自然の旨みが強い塩は、料理の味を引き立てるアクセントとして活躍し、魚の塩焼きや干物など、魚介類との相性が抜群。天ぷらを食べる際につけたり、しょうゆの代わりに刺身をつけて食べても美味だ。自然の恵みがうんだ天然海水100%の塩を試してみて欲しい。...»

丹後ジャージー牧場 チーズケーキ

新鮮な牛乳の風味がそのまま味わえ、濃厚なのに後味さっぱり

「丹波ジャージー牧場ミルク工房そら」は、新鮮なジャージー牛乳で作る本格的な乳製品の店。「牛乳のおいしさを伝えたい」という思いで、創業当時から新鮮な牛乳にこだわった商品を作っている。搾りたてのジャージー牛乳のおいしさがぎっしり詰まった”チーズケーキ”は、素材のクリームチーズを3日間かけて製造するところから始まる。添加物を一切使わず、丁寧に作り上げ、濃厚なミルクの風味がそのまま味わえるように仕上げている。濃厚でいながらあっさりとした後味はジャージー牛乳の特徴。後を引くおいしさだ。...»

丁稚 羊羹

甘さ控えめでみずみずしく、ツルンとした食感。丹後の冬の名物

”丁稚羊羹”は、古くから京丹後地方で作られる冬の水ようかんのこと。水ようかんは夏の風物詩と思われがちだが、京丹後では冬に食べる。夏の水ようかんに比べて甘みや寒天の量を抑えているので、控えめな甘さでみずみずしく、ツルンとした舌触りが楽しめる。他の地域でも水ようかんは作られるが、丹後の丁稚羊羹はつぶ餡を使用するのが特徴。名前の由来は、煮詰めが足りず、ようかんとしては「半人前」から「でっち」と名付けられた説。見習い職人でも作れるからという説。また丁稚奉公する子どもに持たせたという説がある。 ツボようかん 丹後地方に伝わる粒あんのようかん。やわらかく甘さ控えめのあっさり味 ”ツボようかん”は、京...»

京都府